行田市にて、薬医門の移設工事を行いました。
門の目の前の道が狭いことで過去に数回、車が接触するという事故があり、門自体を敷地方向に移設したいというご相談からの工事となりました。
薬医門は、一説には、矢の攻撃を食い止める「矢食い」からきたと言われています。
またかつては、医者の門として使われていたことも。門の脇に木戸をつけ、例え門が閉まっていても四六時中患者が出入りできるようにしていたとも言われています。
歴史あるこの門を移設するという大変有り難い工事を頂けたことに心から感謝をし、作業に当たらせて頂きました。

▼移設工事着工前に日頃からお世話になっている鎮守・氷川神社様にご依頼しご祈祷が執り行われました。

▼曳家工事の作業風景。高い技術により安全に移設することが出来ました。

▼新たに一から刻み加工をした擁壁の装飾。檜を使用し丁寧に仕上げました。

移設工事完了後の大変立派な薬医門は風格と歴史を感じることが出来ます。
この度の工事では、敷地内方向に1m移設致しました。
土間を打ち直し、擁壁を新しく造りました。

移設前

移設後

移設前

移設後