宮事業部

たとえば、私たちが長年おこなってきた、鳥居の製作・設置工事の事業。
鳥居の製作には、刻み、ほぞ・ほぞ穴の加工、転びの計算など全て手作業で仕上げていく宮大工の伝統技術が必要となります。伝統建築に携わる私たちが、このとても貴重な技術を若い世代へと繋いでいくことで、技術を途切れさせずまた、新たな雇用の創出となると考えています。
その国においての伝統技術とは、国民性を表す側面も持ち時代を越えて繋いでいく事が大変重要であると考え、若手の育成にも積極的に力を入れ作業を行っています。
私たちは林野庁推進の「木づかい運動」の参加登録企業です。
木づかい運動とは、日本の木を積極的に利用することより、日本の森林を活性化し、環境保全を推進するための国民運動。平成17年度から林野庁が推進しています。
日本の森林の4割を占める「使うべき木を育てている森林」は、十分に管理されているとは言いがたい現状にあり、荒廃が目立つようになりました。
この理由の一つは、海外からの輸入材が増え、日本の木(=国産材)の利用量が減ったためです。
つまり、使うべき森林を育てても売れないため、間伐等の手入れをしても費用がかかり、採算がとれないのです。
これを打開するためには、日本の木をもっと使うこと。日本の木が使われるようになれば、日本の森林を育てる資金が山に還元され、健全な森林が育成される(荒廃から守る)ことになるのです。同時に、林業や地域経済の活性化にもつながることになります。
私たちが製作する鳥居は国産材(杉・桧)を使用し、適切な森のサイクル正常化に役立ちます。
また、交換の際の既設材はリサイクルをして、無駄な廃材にしないように努めています。

 

鳥居交換工事を承っています

■寸法箇所 部位名称

明神(みょうじん)鳥居 交換作業の参考価格(朱塗り含む)

明神鳥居:柱は亀腹(かめばら)の上に立って内側に傾き、笠木(かさぎ)・島木の両端が上に反り、額束(がくづか)と楔(くさび)のあるもの。木造では朱塗りのものが多い。

神明(しんめい)鳥居 交換作業の参考価格(朱塗り含む)

神明鳥居:2本の円柱の上に円柱状の笠木をのせ、下に貫を入れた直線的な鳥居。神明造りの神社に多く用いられる。

基本設置工事 120,000円

[内訳]

解体費/20,000円
(既存鳥居撤去・お焚き上げ)
取付費/70,000円
運搬費/20,000円
諸経費/10,000円

※下記は別途(価格は目安となります)
笠木銅板張り/100,000円
笠木鉄板張り/50,000円